産前産後の運動指導に関する勉強会【終了】

〈日 時〉
2018年6月3日(日) 10:00-16:30 (途中休憩含む)

〈対 象〉
産前産後の運動指導に関わる方、興味のある方
※マタニティFRPインストラクター養成コース4期受講希望の方は必須

〈会 場〉脳卒中・再発予防専門トレーニング リハジム
東京都八王子市横山町2-7 石川ビル5階

〈講 師〉清水 省志 (清水病院 院長/産婦人科医師・医学博士/日本産婦人科学会専門医)
平出 美栄子 (大学講師・経済学博士・助産師)

◎講演1  10:00〜12:00
帝王切開の実際
講師:清水 省志(清水病院 院長/産婦人科医師・医学博士/日本産婦人科学会専門医)

年間約700件の分娩を扱う清水病院の院長、清水医師から帝王切開について学びました。
選択的帝王切開(予定帝王切開)の場合の運動や帝王切開後のケアなど、運動指導者が知っておくべき知識が詰まった2時間となりました。

【参加者の声】
・帝王切開に関して全く知識がなかったので、リスクやその後の回復について知ることができたので良かったです。
・帝王切開のことをなんとなく知っている感じでしたので、腹筋を切らないことや、どんな人が帝王切開になるかなど大変勉強になりました。
・帝王切開の知識がなく、不安だったことが解消されました。質問の時間が長く、その時間が特に勉強になりました。
・出産全般に関してのお話が聞けて良かったです。あらためて生死に関わる大きな出来事だと感じましたし、そこに関わる現場の医師のリアルな声を聞けて良かったです。

◎講演2  13:00-15:00
健康教室・レッスンに必要な産前産後の心を身体の知識
講師:平出 美栄子(東京医療保健大学大学院准教授・経済学博士・助産師)
経済学博士の視点から、産前産後の運動指導者としてターゲットとなる世代の特徴、ニーズを学びました。
その上で産前産後のお母さん達の心身の特徴を助産師の視点で教えていただき、実際にどのような関わりをしているのか、現場での経験談も交えお話いただきました。

【参加者の声】
・赤ちゃんもお母さんも元気ならマル(○)というお話、自分自身とも重なりとても心の重荷がおりた気がします。切れ目ない支援に自分も関われる様に努力したいと思います。相手のニーズに合った支援を伝えていきたいです。マーケティングの話、お母さん達に寄り添う事、とても勉強になりました。
・先生が明るくて楽しかったこと。ちゃんと話を聞いてくれて、話を聞くと安心する。私もレッスン(ピラティス指導の質)も大切だけど、お客さんへの気持ちの配慮をして気遣えたらと思いました。
・産前産後の身体についてばかりでなく、心の面がとても大切だということを感じた。
・産後うつや生理的に行ってしまう身体の状態を知ることで、女性の気持ちを少し知ることができました。(男性参加者)

◎ディスカッション  15:30-16:30
講演を聞くだけでなく、自分の立場で考える時間を設け、2つの講演を聞いた上で、「妊娠・出産・女性」について改めて考えました。

講師紹介

清水 省志

清水病院 院長
産婦人科医師・医学博士
日本産科婦人科学会専門医

昭和58年慶應義塾大学法学部法律学科卒業、一般企業入社。
一年半で企業を退職し、昭和61昭和大学医学部に入学。平成4年医学部卒業。
卒業後当初は呼吸器内科で研修し、主に肺癌、気管支喘息の診断、治療に携わっていたが、産婦人科への転科を決め、埼玉医科大学産婦人科に入局し研修を重ね、現在は年間約700件の分娩を扱う清水病院の院長として診療を行っている。

平出 美栄子

東京医療保健大学講師
経済学博士
助産師

沖縄生まれ。国分寺在住。子ども3人と夫と犬一匹。
助産師。病院勤務を経て、訪問母乳育児活動、子どもセンターや保健所での仕事をする。
2016年3月まで国分寺市の矢島助産院に勤務しながら、大学、大学院に進学。経済学博士号を習得。
助産師、助産院活動の素晴らしさを世の中にアピールするための活動手法としてマーケティング・マネジメントを学ぶ。
現在は、未来の助産師を育てるために大学院で教鞭をとる。

健康で心穏やかに過ごせることは、女性にも男性にも、母にも家族にも何よりの財産であると思っています。
そのために助産師ができることを、皆さんと共に考え体感していきたいと思っています。

PAGE TOP